【HOW TO#14】ライティング篇

【キャンプHOW TO Supported by WILD-1】
こちらでは、「アウトドアライフストアWILD-1」協力のもと、キャンプ初心者から経験者までためになるHOW TO情報をお届けします!
今回のテーマは、「ライティング(照明)」です。ソロでもグループでも、人数に限らずキャンプの夜には必ずと言っていいほど必要なHOWTOとなりますので、ぜひチェックして参考にしてみてください!

ランタンの種類と照度

キャンプの照明と言ったら「ランタン」ですが、一括りにランタンと言っても今では様々な種類が販売されていて、何を選んだら…と迷いがち。まずは種類別に特徴を掴んでいきましょう!

●LEDランタン(電池式・充電式)
今では非常にスタンダードになってきたLEDランタン。昔に比べて電池の持ちがよく、暖色系も増えました。テントの中でも使用できるので、ビギナーには最初の一つとしておすすめです。防災グッズとしての使用も想定した手回し充電式のランタンなどもあります。

●灯油ランタン
燃料に灯油やパラフィンオイル(石油を分留して取り出される燃料の一部)を使用し、ゆらゆらと揺らめく炎そのものを見ながらキャンプを楽しめるランタン。照度は高くはないですが、キャンプの夜ならではの雰囲気を味わうのには最高のランタンです。

●ガスランタン
ガス式のランタンは、カセットガスや各メーカーから発売されているアウトドア用ガスカートリッジを使用します。ガス式のメリットは、照度の調整が簡単で扱いやすいこと。また、バーナーとランタンのメーカーを揃えることで燃料のガスカートリッジを使い回せます。

●ガソリンランタン
ホワイトガソリンという純度の高いガソリン燃料を使用したランタンです。サイズが大きいものはその分照度が高く、キャンプのメインランタンとして十分な明るさを発揮します。メンテナンスが必要になるので、道具への愛着が増すのもガソリンランタンの特徴とも言えます。

●照度のお話
ここまでで「照度」という言葉が出てきましたが、ランタンには照度を表すのに「ルーメン」という単位が使われる事が多いです。ルーメンとは、「光源から出る光の量」の単位で、ルーメンが高いほど明るくなります。では、キャンプではどの程度のルーメンがあると良いのかというと、まずは「1,000ルーメン以上」のランタンを1つ持っておく事をおすすめします。

ガス式ランタン
ガソリン式ランタン

キャンプで揃えたい3種類の照明

家でもリビングと寝室では照明の役割が違うように、キャンプでも場所により照明の役割が変わってきます。購入した照明は、どの役割なのかを知っておきましょう!大きく3箇所を意識してライティングを考えるといいですよ!

●メインライト
自分のサイト全体を照らすための照明。最も明るい照明を比較的高い位置に設置するのが良いでしょう。色はなるべく暖色系でキャンプの雰囲気を作りましょう。

●テーブルライト
料理の焼き加減や手元を照らすための照明。オンオフの操作や移動がしやすいと便利なので、コンパクトである程度照度のあるものを選びましょう。

●テントライト
テントの中で使用するライト。これは安全性から必ずLEDのライトにしましょう。さらに大切なのは、手元に置いておける自分専用のヘッドライト。キャンプでは夜間にすぐに照明に手を伸ばせる状態にしておきましょう。

ランタンを忘れてしまったら!

ランタンをうっかり忘れてしまった時、燃料が切れてしまった時、照明がもう少し欲しい時。そんな時に試してみたいHOWTOをご紹介します。

●ペットボトルランタン:ペットボトルに水を入れてボトルの底からスマホのライトを当ててみましょう。ライトが反射してランタンのように使えます。

●ビニール袋ランタン:袋にヘッドライトなどのライトを入れて吊り下げてみましょう。袋の中で光が反射しあって全体が明るくなります。

●ツナ缶ランタン:ツナ缶の真ん中に穴を空けてティッシュで作った紙縒り(こより)を差し込んで火を付けてみましょう。調整は必要ですが、うまく火がつけば1時間程度はオイルランタンとして使えますよ。火が消えたあとはそのままおいしく食べられます。

~まとめ~
いかがでしょうか?今回はキャンプの夜のお供、照明についてでした。
照明は、キャンプサイトの雰囲気も変わりますし、空間づくりにも欠かせないアイテム!持ち運びに便利なものから、レトロなものまで、ランタンも本当に種類があって見ているだけでも楽しいですね!自分のキャンプスタイルに合うランタンをぜひ探してみてください!

ライターPROFILE

光又 新二

世界を旅し、アウトドアの様々な経験を持つ元バックパッカー。
現在は茨城県大洗町でキャンプ場の運営を行いながら、県内アウトドア事業者の会合「いばらきキャンプサミット」を定期開催し、「いばらきアウトドアセッション」を立ち上げ、県全体で広域的に連携をしながらアウトドア振興活動を行う。
誰も教えてくれないキャンプ場で困らない為の基本的なルールとマナーを学べる一冊。「初めてでも安心-ルールとマナーがわかるキャンプの教科書」AMAZONで販売中。

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