【湯宿温泉 ゆじゅく金田屋】 このサイズ感が心地いい。女性にやさしい美肌湯
野添ちかこ おすすめ温泉

寒い冬は、あったかい温泉が恋しくなる季節!
しんしんと降り積もる雪を眺めながら入る開放的な雪見露天も魅力的だけれど、レトロな趣きの内風呂や共同湯も捨てがたい。
普段とは違う自然景観や空間で五感を刺激して、ゆったりとした時間を過ごすと日頃の疲れやストレスがほぐれて、ほっとするはずです。

無色透明な温泉から白濁の硫黄泉まで、温泉の個性は100あれば100通り。
まずはご自分に合った温泉探しから始めましょう。

野添ちかこおすすめ!!スキー&温泉
ゆじゅく金田屋(群馬県)

ゆじゅく金田屋

個人的に、手足をのばせるけれど、大きすぎない湯船が好き。さらに風呂に誰もいなければラッキーなことこの上なし。

芋洗い状態の大型日帰り入浴施設に立ち寄るのなら、小さな宿の湯船をおススメします。空いているという保証はないけれど、運が良ければ独泉することができるかも・・・?

私が金田屋に何度か立ち寄り湯をしたときには、温泉の神様に味方してもらったのか、他のお客様はいらっしゃらず、静かな湯浴みが楽しめました。昔ながらの湯治場らしい素朴さが残っている宿だからこそ、人の雰囲気も、温泉も、なんだか温かいのです。

 

“しわのばし”、"ハリUP”で若返り!?

泉質はナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉。無色透明の温泉は、ちょっとした疲れなんか吹き飛ばしてくれそうなパワーあふれる湯。

ゆじゅく金田屋

体の細胞の一つ一つが呼び覚まされるように感じるのは、温熱効果が非常に高いからでしょうか。
さらに、“しわのばし”、“ハリUP”が期待できる美肌の湯なので、女性には非常に嬉しい温泉です。

 

開湯1200年の歴史ある温泉。大正の歌人「若山牧水」ゆかりの宿

湯宿温泉は、誰もが知るような知名度の高い温泉地ではないですが、三国街道の玄関口にあり、多くの文人墨客が訪れた歴史のある温泉。昔ながらの湯治場の雰囲気もいまでは希少で、ノスタルジックな気分に浸れることでしょう。

ゆじゅく金田屋

『みなかみ紀行』を著した大正の歌人、若山牧水が泊まったという蔵座敷がそのまま残っていて、見学させてもらえるので時間があったら是非お立ち寄りを。

 

基本情報

施設名ゆじゅく金田屋
温泉地名群馬県/湯宿温泉
所在地〒321-1662
群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉608
電話番号0278-64-0606
料金大人:600円
小人:300円
営業時間(日帰り温泉)13:30~16:00
※電話受付などは7:30~21:00
休館日不定休
駐車場約20台(大型バス可)
備考宿目の前の駐車場2台分は先着順。他に大型駐車場が宿より60mのところに有ります。
サイトhttp://www.yujuku-kanetaya.com/
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※掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

 

プロフィール

  • 野添ちかこ
  • 野添ちかこ のぞえちかこ

    全国の温泉地を旅する旅行作家。NIKKEIプラス1(日本経済新聞社)、BIGLOBE温泉、マイナビニュース等で連載中。著書に『千葉の湯めぐり』。3つ星温泉ソムリエ、温泉入浴指導員、温泉利用指導者(厚生労働省認定)、国立公園満喫プロジェクト有識者会議委員(環境省)。宿のミカタプロジェクトチーフ・アドバイザー。