【草津温泉 白旗の湯】　「恋の病以外治せない病はない」と謳われた日本の名湯

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草津温泉 白旗の湯（群馬県）

日本三名泉、自然湧出量日本一、にっぽんの温泉100選・・・など数々の名を持つ草津温泉。群馬県北部の白根山麓に湧く温泉郷です。日本武尊や行基によって発見された草津温泉には「家康、吉宗、家治が江戸城に草津の湯を運ばせて入浴していた」など古くからの伝説も残っています。昔は100以上の源泉が存在したと言われていますが、今は6つの源泉が主なものになっています。そのうちの一つ「白旗」を紹介します。

白旗の湯は草津温泉街の湯畑のすぐそばにある共同浴場です。番台やコインロッカー・洗い場などは無く、掛け湯をして温泉に浸かることを楽しむ浴場です。中に入ると木造の浴室で天井も高く、共同浴場の中でも広く落ち着ける空間です。泉質は酸性・硫黄泉ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉。草津温泉は、その泉質の効能の高さから「恋の病以外治せない病はない」と謳われていました。白旗源泉は特に硫黄分が強く、草津温泉の中で唯一白濁した温泉を楽しめます。

白旗源泉が湧出している場所があります。水面をよく見るとプクリプクリと湯が湧いているところが見つけられるかと思います。今ここで地中から湯が湧き出たのだと思うと、生命の神秘のようなものを感じますよね。白旗源泉は源頼朝が発見したと言われているため中には石碑が建てられています。

温泉街の中心にある湯畑周辺には旅館や食事処・お土産屋さん・足湯などが並び、日夜たくさんの方で賑わっています。温泉まんじゅうのお店もいくつもあるので食べ比べをしたり、日帰り入浴が出来る施設もたくさんあるのでお気に入りの温泉施設を見つけたりするのもオススメ。また草津温泉には「湯もみ」や「合わせ湯」など古くから伝えられた入浴法があり、この地ならではの温泉文化を体験出来る施設もあります。入浴や街歩きだけでなく、温泉文化も楽しめる草津温泉へ出かけてみませんか？
最後に一つ忘れてはいけないのが、共同浴場は地元の方々の生活の場所ということ。もらい湯の気持ちを忘れず、マナーを守って入浴しましょう。

基本情報

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