【草津温泉 草津の共同湯めぐり】 温泉街に点在する個性豊かな共同湯
野添ちかこ おすすめ温泉

寒い冬は、あったかい温泉が恋しくなる季節!
しんしんと降り積もる雪を眺めながら入る開放的な雪見露天も魅力的だけれど、レトロな趣きの内風呂や共同湯も捨てがたい。
普段とは違う自然景観や空間で五感を刺激して、ゆったりとした時間を過ごすと日頃の疲れやストレスがほぐれて、ほっとするはずです。

無色透明な温泉から白濁の硫黄泉まで、温泉の個性は100あれば100通り。
まずはご自分に合った温泉探しから始めましょう。

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草津温泉 草津の共同湯めぐり(群馬県)

草津の共同湯めぐり

「草津よいとこ〜一度はおいで〜」。草津節で有名な草津温泉。

“恋の病以外、効かないものはない”といわれる天下の名湯は今も昔も温泉好きの憧れです。

もうもうと湯煙をあげる草津のシンボル、湯畑からは多くの旅館ホテル、共同湯に引湯されています。 pH2.1、泉質は酸性・含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)。 慢性皮膚病や動脈硬化症、糖尿病、高血圧症などに効果的といわれています。

草津では、温泉街に点在する共同湯に出かけましょう。 草津の共同湯は19カ所ありますが、多くは地元民のためのもの。観光客にも公に開放しているのは、「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の3カ所です。

白旗源泉を引く「白旗の湯」!!
白旗の湯

白旗源泉を引く「白旗の湯」は湯畑のすぐ脇にあり、木造の浴舎に熱い湯が満たされています。ロッカーには鍵はないので貴重品はなるべく持たずに行きましょう。

殺菌効果に優れ、慢性皮膚病や水虫などに効果的な「千代の湯」!!
千代の湯

伝統的な「時間湯」の体験ができるのは「千代の湯」。源泉は湯畑源泉で、高温の強酸性泉は殺菌効果に優れ、慢性皮膚病や水虫などに効果的です。

「時間湯」は46〜48度の高温泉に、湯長の号令で湯もみをして入浴する草津独特の入浴法。

「湯もみ」をすることで、熱い湯を水で薄めずに温度を下げることができます。

湯もみの見学、体験ができる「熱乃湯」!!
熱乃湯

湯もみの見学、体験ができる「熱乃湯」に行けば、「湯もみと踊り」のショーのほか、土日祝日は湯もみ体験もできますよ。

基本情報

施設名草津の共同湯めぐり
温泉地名群馬県/草津温泉
所在地

白旗の湯:
〒377-1711
群馬県吾妻郡草津町草津 甲417-1

地蔵の湯:
〒377-1711
群馬県吾妻郡草津町草津299

千代の湯:
〒377-1711
群馬県吾妻郡草津町草津367-4

電話番号

0279-88-0800(草津温泉観光協会)

千代の湯 時間湯予約:
0279-88-2508または0279-88-2600(大滝乃湯)

料金白旗の湯:無料
地蔵の湯:無料
千代の湯:無料/時間湯は予約・有料(1回560円)
営業時間白旗の湯:5:00~23:00
地蔵の湯:8:00~22:00
千代の湯:5:00~23:00
休館日無休
駐車場なし
備考共同湯 (すべて無料)
サイトhttps://www.kusatsu-onsen.ne.jp/
SNSリンク

※掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

プロフィール

  • 野添ちかこ
  • 野添ちかこ のぞえちかこ

    全国の温泉地を旅する旅行作家。NIKKEIプラス1(日本経済新聞社)、BIGLOBE温泉、マイナビニュース等で連載中。著書に『千葉の湯めぐり』。3つ星温泉ソムリエ、温泉入浴指導員、温泉利用指導者(厚生労働省認定)、国立公園満喫プロジェクト有識者会議委員(環境省)。宿のミカタプロジェクトチーフ・アドバイザー。