【HOW TO#15】防寒対策篇

【キャンプHOW TO Supported by WILD-1】
こちらでは、「アウトドアライフストアWILD-1」協力のもと、キャンプ初心者から経験者までためになるHOW TO情報をお届けします!
今回のテーマは、「防寒対策」です。防寒対策を知っておくと年間を通してキャンプの夜はぐっと快適になります。防寒の基本からちょっとしたテクニックまでお伝えいたします!

防寒の基本

キャンプはファッション性もギアの性能も向上しオールシーズン快適に楽しめるようになってきました。 とはいえ自然の中にお邪魔して楽しむもの。特に気候や気温は常に考えておきたい重要な要素になりますね。
その中でも大切なのが防寒対策。冬キャンプはもちろんですが、見逃しがちなのが夏の防寒対策。「夏なのになんで?」と思われますが、標高が高いキャンプ場の場合、想像以上に昼と夜の寒暖差が激しく、夜寝付けない事や体調を崩してしまう事があるので気をつけましょう。

テント内の防寒対策

防寒対策として最初に頭に浮かぶのは衣類だと思います。夏でも夜は寒くなることを考えて、衣類は重ね着が出来るように準備したり、足元を温めるために靴下を持って行ったりしますが、実は大切なのはテントの防寒対策。 特に地面の冷えが体に伝わると体温が低下しやすいので、地面からの冷気をシャットアウトすることが大切です。
テントの防寒対策をまとめてみました。

<テント内の防寒対策>
▪スカート:テントのフライシートにはスカートと呼ばれる構造が着いているものがあり、テントの下から冷気が入らないようになっています。寒さが気になる方は、スカート付きのテントを購入しましょう。

▪ベンチレーション:テント内を換気する機能。これが無かったり、うまく働いていないと結露の原因にもなってしまいます。

▪マット:地面からの冷気を遮断できる厚みのあるタイプを選びましょう。銀マットなど断熱効果のあるものと併用するのもおすすめです。

▪コット:コット(就寝時に使用する簡易ベッド)を使用する事で地面からの冷気を感じにくくなります。

▪寝袋:購入の際にどのシーズンに適しているのかをよく確認しましょう。顔まですっぽりかぶる事ができるマミー型が防寒としては優れています。

さまざまな防寒グッズと併用しながら、コットとマットと寝袋を組み合わせて使うのがおすすめです!時期・気温に合った寝袋を選びましょう!

防寒グッズが無い!そんな時は?

思ったより寒いけど、防寒グッズが全くない。そんな時に役に立つようなグッズや豆知識です。

・ペットボトル湯たんぽ:人肌より少し温かい程度にお湯を作りペットボトルに入れたらそのまま寝袋に入れて、寒さが気になる場所や足元に入れて体を温めましょう。

・クーラーボックス足湯:クーラーボックス篇(こちら)でも触れましたが、クーラーボックス自体に少し熱めにお湯を張って、足を入れて足湯にしてみましょう。キャンプで足湯は本当に気持ち良いです!

~まとめ~
いかがでしょうか?今回は防寒対策でした!寒さは重大なトラブルにも繋がりますし翌日の疲れにも影響します。キャンプの夜をぐっすり眠れるように、防寒対策をした上でキャンプを楽しみましょう!

ライターPROFILE

光又 新二

世界を旅し、アウトドアの様々な経験を持つ元バックパッカー。
現在は茨城県大洗町でキャンプ場の運営を行いながら、県内アウトドア事業者の会合「いばらきキャンプサミット」を定期開催し、「いばらきアウトドアセッション」を立ち上げ、県全体で広域的に連携をしながらアウトドア振興活動を行う。
誰も教えてくれないキャンプ場で困らない為の基本的なルールとマナーを学べる一冊。「初めてでも安心-ルールとマナーがわかるキャンプの教科書」AMAZONで販売中。

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