【HOW TO#13】キャンプで使う調理器具篇

【キャンプHOW TO Supported by WILD-1】
こちらでは、「アウトドアライフストアWILD-1」協力のもと、キャンプ初心者から経験者までためになるHOW TO情報をお届けします!
今回のテーマは、キャンプのこだわりが分かれる「キャンプで使う調理器具」です!色々な調理器具が販売されていて何を買ったらいいのか分からない!そんな時の参考になれば幸いです!

調理器具の移り変わり

キャンプで料理は欠かせません。キャンプ飯のレシピもたくさん出ていますが、そもそも皆さん何を使って調理していますか?
もともとキャンプは大人数分を一気に作る事が出来る大きな鍋や、大きな食材などにも火を通しやすいダッチオーブンなどを使うのが主流でした。
豪快で美味しく仕上がり、みんなで食卓を囲む。しかし調理器具としては重くかさばり、メンテナンスもやや大変など(キャンプならではですが)不便な部分でもありました。

一方でソロや少人数でのキャンプが増えてきた昨今では軽くて、場所を取らず、メンテナンスが楽な調理器具が使われる場面が増えました。

いろいろな調理器具

調理器具の特徴

▪ダッチオーブン:キャンプと言ったらこれという王道の調理器具。重いフタが無水調理(水は使わず、素材そのものの水分だけを利用する調理方法)を可能にします。一つ買って大切に使えば一生モノに育っていきますが、キャンプの前後ではシーズニング(鍋を使用する前に、油で慣らすこと)などのメンテナンスが必要なので、手間暇をかけられる人におすすめです。

▪スキレット:かさばるダッチオーブンのデメリットを改善しフライパンのような形にしたのがスキレット。蓄熱性が高く無水調理が出来るので美味しく仕上がりながらも、重さもダッチオーブンに比べ軽くなるのでより手軽にキャンプ飯が作れます。

▪メスティン:今のキャンプでは最も使われているであろう調理器具。炊く・煮る・炒める・焼くなど様々な調理に対応します。中にカトラリーや他の調理器具などを収納して持ち運び出来るので便利です。

▪鉄板:その名の通り鉄の板。焼く料理に特化しコンパクトで焚き火での調理にも向いているので好んで使われるソロキャンパーも多いです。 調理器具の選び方としては、キャンプをする人数によると思います。それぞれ持っておいて、その時のキャンプに合わせて使い分け出来るといいですね。

ダッチオーブン
スキレット
メスティン

変わり種調理

キャンプ場に着いたけど調理器具を全部忘れてしまった!なんて事もあると思います。ここではキャンプならではの調理方法をお伝えしますので、もしもの時にはぜひ参考にしてみてください!


・牛乳パック調理法:飲み終わった牛乳パックなどの容器にアルミホイルに包んだ温めたいもの(例えばパンなど)を入れて焚き火にかける。パックが燃え切る頃には中のものが程よく温まっています。

・プランク調理法:十分に濡らした木の板に食材を置き、そのまま焚き火にかける調理法。木の種類によって香りが食材に移ります。

・ひっかけ調理法:木の棒などに肉や野菜をひっかけて焚き火で焼いて食べる調理法。調理器具やカトラリーなども全て忘れた時はぜひこちらを。

・丸焼き:濡らした新聞紙とアルミホイルで食材を巻いてそのまま焚き火に入れるだけの調理法。最後にちょっと塩胡椒をして食べる。特に野菜は丸ごと。実はこれが一番美味しいと思っています。

プランク料理
丸焼き

~まとめ~
いかがでしょうか?キャンプの調理道具は毎日使うものではないので、保管を間違うとサビが出たりやコゲが落ちなくなってしまったりします。メンテナンスをサボらずに、道具を大切に使ってあげましょう!

ライターPROFILE

光又 新二

世界を旅し、アウトドアの様々な経験を持つ元バックパッカー。
現在は茨城県大洗町でキャンプ場の運営を行いながら、県内アウトドア事業者の会合「いばらきキャンプサミット」を定期開催し、「いばらきアウトドアセッション」を立ち上げ、県全体で広域的に連携をしながらアウトドア振興活動を行う。
誰も教えてくれないキャンプ場で困らない為の基本的なルールとマナーを学べる一冊。「初めてでも安心-ルールとマナーがわかるキャンプの教科書」AMAZONで販売中。

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